クマ坊の日記

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【人材育成】ホワイトな職場と若手の不安

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「ゾンビになるまでにしたい100のこと」という漫画をご存知でしょうか?私は地上波のアニメで初めて知りました。ある日突然、街中にゾンビが溢れかえる地獄のような状況に、主人公は遭遇します。しかし、ブラック企業で働いていた主人公からすると、「会社で働いているよりゾンビが街中を溢れている状況の方が天国だ!」ということで歓喜します。人生を充実させるために、死ぬまでにやりたいリストを達成させていくという物語です。ブラック企業で働いている方が、死んでると同じという表現が秀逸だなと感じました。このブラック企業という言葉が誕生したのは2000年代初頭でした。その頃に比べてホワイトな職場も増えてきた印象です。しかし、ホワイト職場でも若手社員の悩みは尽きません。今日はホワイト職場と若手ビジネスパーソンの悩みについて考えてみます。

ホワイトな職場の増加の背景

ゾン100の主人公が働く職場は超ブラックですが、世の中的には表面上はホワイトな職場が増えている印象です。増えている背景としては、国の法改正がボディーブローのように効いているのだと捉えています。

 

ホワイトは緩いから辞める?

部下と雑談をしていたら驚くべきエピソードを聞きました。20代の部下の友人は、超大手企業に就職したそうです。給与も良く、残業もなく、上司先輩も優しい。恵まれた環境ですが、逆に恵まれ過ぎているので、自分はこの職場で成長出来るのだろうか?と不安を覚えて退職。スタートアップに転職したが、逆に今度は厳し過ぎて後悔しているという話でした。今ドキはそのように考える若手もいるのだと衝撃を受けました。

会社に不満はないけど、将来に不安を感じたということでしょうか。最初は驚きましたが、彼ら彼女らを取り巻く環境を考えたら納得してしまいました。社会も企業も、入社したら一生その職場で勤めあげることを良しとしていません。そんな職場はレアで、むしろ転職が当たり前。転職できるぐらいの力がないと、生き残りは難しいと考えられているようには感じます。だとすると、ホワイトな職場が永遠に続くわけではないから、早く何処でも通用するキャリアを開発したいと考えるのかもしれません。