クマ坊の日記

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【人材育成】グループの人数は何人が適切か?

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私の生業は企業の人材育成の支援です。イメージしやすいのは、新入社員研修や管理職研修です。さて、研修を担当する前に事務局から必ず質問を頂く項目があります。1グループ何人で編成すれば良いですか?という質問です。今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

 



席の配置は島型

座席の配置もタイプがありますが、私が好むのは島型です。理由はグループワークもしやすいですし、受講者同士も話しやすいからです。会場設営も実は大切です。ならべくスペースに余裕を持たせるようにします。窮屈だと物理的なストレスを感じてしまうからです。また、出入口は部屋の後方に設置します。やむ得ない理由で研修中に出入りする人が出てくるかもしれません。出入口が前方だと目立って気まずいですしね。

 

グループの最適な人数

1グループ、5人から6人が最適です。グループワークがしやすいからです。進行もしやすいですし、意見の共有やアイデア出しにも適しています。フリーライダーを作るほどの人数ではないので、全員が適度に参画する状況を作ることができます。また、研修ではグループワークと合わせてペアワークも実施します。グループ内でペアを作る際もこれぐらいの人数がハンドリングしやすいのです。

 

ペアワークの利点

私はペアワークも研修内でよく使います。何故ならペアだと意見がいい易いからです。いきなりチームワークだと「恥をかかないだろうか?」「こんなこと言って大丈夫?」とか考えてしまいます。ペアだとそのプレッシャーが大幅に軽減されます。コミュニケーションも密に取れますから。研修冒頭の緊張感がただよう時間帯や、じっくりと本音で話して欲しいときはペアワークですね。

 

人数が少ない、多い

1グループ3〜4人だとアイデアだしの部分では人数が少なめです。グループダイナミクスをだすには少し人数たりないです。オンラインの場合は3人が話しやすくなるのですが。一方、7人以上になると議論に時間がかかり過ぎてしまいます。

 

グループは固定か変動か?

これは研修のアウトプットに寄ります。例えば参加者同士でフィードバックを行わせたいのであれば、固定した方が良いです。同じ釜の飯を食べるではありませんが長い時間を共有した仲間だからこそフィードバッグできることはあります。逆にアイデアをグループで考えさせたい時は頻繁にグループを変えた方が効果的になります。