
- 作者: アーノルド・ローベル,三木卓
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1972/11/10
- メディア: ハードカバー
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娘の授業参観に行ってきました。職業柄なのか先生の指導の仕方が気になってしょうがありませんでした💦
勉強はもっと楽しい
妻からは娘の授業中の集中力のなさについて聞かされていました。しかし、授業をみてみると「まったくつまらない授業」でした。算数と国語の授業を参観したのですが、どちらも退屈極まりなかったです。1クラス30名なのですが、生徒の8割強が授業からおいてけぼり状態でした。内容以前の授業風景でした。先生と生徒の間の信頼関係が構築されていないように見えました。勉強はもっと楽しいのに、その楽しさが伝わっていない。なにより先生自身が授業を楽しんでないように見えました。
準備不足の授業
担任の先生は年配の先生です。経験は豊富なのでしょうが、声が小さく、笑顔もありません。授業は一方的でした。副担任の先生も後ろに控えているのですが、役割が不明瞭でした。一部、知的障碍がある生徒の補助でついているようなのですが、その子の周囲にべったりで他の生徒には関心がないようでした。1人の担任で30人の生徒を見るのは厳しい側面もあります。そこを補完する役割が副担任にはあると思うのですが。。。もちろん特定の役割があるのでしょうが、目配せするなり声がけするなりすることは可能なように見えました。その意味では担任と副担任で役割分担や授業の進め方に関して事前に打ち合わせができている風には思えませんでした。私は学校の先生ではないので、詳しいことはわかりませんが指導要領に沿って作業を行っているようにしか見えませんでした。授業のゴール自体が曖昧なのが問題のように感じました。
ふたりの気持ちと生徒の気持ち
国語の授業の題材は「ふたりはともだち」本の一節を読みながら主人公のふたりのカエルの気持ちを考えるという内容でした。ガマ君とカエル君の気持ちを表す文章にマーカーを引いた後に、先生から指された生徒が発表するというスタイルでした。しかし、前述したように先生の声が小さく、聞き取りずらかったです。さらに他のクラスが大声を出す授業だったようで、発言内容が共有できないと自体に。生徒の9割が授業開始10分後には退屈しているようでした。授業が成立しているのは一番前に座って発言内容が共有できている数人という有様💦 これでは生徒の集中力も保たれません。ふたりの気持ちを考えさせる授業なのに、先生が生徒の感情に鈍感なのはなんとも皮肉な光景でした。
私が先生であったならば、最初の音読のみは全員で行わせた上で、すぐに4人1組でグループ編成にします。そして、グループでガマ君とカエル君の気持ちを話せあわせ整理させます。その上でグループ代表に発表させ共有化させてから、まとめ講義を行います。この授業で大切なのは、生徒によりたくさんガマ君とカエル君の気持ちを自由に考えさせることだと思うんですよね。。。
うちは都立の小学校ですが、こんなものなんですかね。ちょっと残念な気持ちになった授業参観でした。