横浜F・マリノスが勝てない。13節を終わった時点で3勝6敗4分の15位に沈んでいる。魅力的なサッカーにチャレンジしているが結果がついて来ない。
上手くいってない技術的な問題は、攻から守への切り替えの部分。新しい戦術は攻撃的だが大切なのは守備への切り替えの速さ。単にスピードが早いだけでなく適切なポジションを選択して埋めれるかが重要。ボランチの扇原がワチャワチャ動き過ぎのように見えます。ただ前節から喜田が戻ってきました。バランスを取るのが上手で周囲を使って守備が得意の選手です。中盤はこれで改善されると思います。
右サイドは仲川が良いパフォーマンスをしていますが、グループ戦術が乏しいです。右SBの松原との連携を深めて欲しい。
CFは大津。ウーゴ・ヴィエイラはゴールを決めていますが守備や中盤の組み立てには参加できません。オープンな展開になってからの投入の方がいいのかもしれません。
本質的な問題は、臨機応変に選手が対応すること。これは昔から横浜F・マリノスが苦手とするプレーです。今はその問題に真正面から向き合っているように見えます。小手先の指示で対応するのではなく、選手一人ひとりが対応できるようになることを監督は目指しているように見えます。
容易に出来ないから変革と呼ばれます。プロだから勝たなきゃいけない。
でも、理想のサッカーを目指してもがく選手、監督、クラブの今の姿勢が私は好きです。願わくばみんなの努力が勝利に繋がることを願うだけです。