クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

文春砲 スクープはいかにして生まれるのか?

 

 

職場で毎月一回、読書会を開いている。主催者が選んだ本を、メンバー全員で読みA4一枚に感想をまとめて、発表しあう。所感は批評家的な内容はNG。書籍に書かれていた内容と自分を紐付けて感想を書くことだけ縛りをいれている。

 

目的は3つ。①メンバーに自己啓発の習慣を持って欲しい。②同じ本を読んでも捉え方が多様であることを理解して欲しい。③メンバーが全員が共感し、すぐやってみたいことは職場で展開する。

 

本を選ぶにも、個性が現れる。来月は私が本を選ぶ順番。

 

選んだ本は、「文春砲」週刊文春の編集部がどんなプロセスや考えで、週刊誌を作っているかを明らかにした新書です。昨年、話題になった「ベッキーのゲス不倫」「甘利大臣の贈収賄」「SMAP解散」など、どのようにスクープを取ってきたかが描かれている。プロセスだけでなく記者がどんな思いで取材してたかも書かれているのが興味深い。

 

本を読んで感じたのは、熱量がある職場。週刊文春を「こんな週刊誌にしたい!」という思いに溢れている。スクープを狙って取りにいっている。思いを実現するために、気が狂いそうになるくらいの圧倒的な取材量をこなし、文章の細部の表現をギリギリまで粘って考える。読者、取材対象のことも慮りながら記事にしている。地道な作業を積み重ね、チャンスが来たときにフルスイングする。どんな仕事にも共通していることはたくさんありますね。

 

週間文春は今まで、手にとってじっくり読んだことはありませんでした。でも、この本を読んで編集部の真摯な週刊誌づくりに感銘を受けました。面白ろそうな記事を見つけたら1度、購読してみようと思いました。