クマ坊の日記

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ハリルホジッチ解任と日本組織の問題点

 

日本代表のハリルホジッチ監督が解任されました。ハリルホジッチ監督の能力に疑問を感じていたので解任もやむなしかなと感じます。その一方で、今回の意思決定は日本の組織の不味さを表しているようにも見えました。今日は組織編成とリーダーの役割について考えてみたいと思います。

 

目次

  • ビジョンと方針の欠如
  • 俺が決めたんじゃないし
  • 決められないリーダー
  • どの組織でも起こりうる光景


ビジョンの欠如

日本の組織によく見られるのは将来どうありたいかというビジョンの欠如です。ビジョンに正解はありません。将来を見据えながら、自分達の意志を形成していきます。そしてビジョンは聞いた人誰もがイメージできるようなものでなくてはいけません。日本ではビジョンがよくスローガンと混同されます。今回、日本代表は西野監督に変わりました。日本サッカー協会の田嶋会長は「日本らしいサッカー」と話していました。「日本らしいサッカー」って何でしょう?この一言だけでも、何も考えていないんだなと私には映りました。日本代表を良くしたいという思いは伝わってきましたが、能力的には厳しいなという印象を持ちました。
 


俺が決めたんじゃないし

ハリルホジッチ監督を招聘したのは先代のサッカー協会会長の時でした。実務を担当していた理事もすでに別件で辞職しています。つまり会社で言うと招聘した時と経営陣が総入れ替えになっているってことです。経営者が変われば経営方針も変わります。いい組織はやり方は変わっても土台は変わりません。前述のビジョンを日本サッカー協会は真剣に、脳みそ千切れるまでは思考してこなかったんだと思います。ハリルホジッチ監督を選んだ責任者がいなくなった時点でこうななるのは時間の問題だったように思います。

 

決められないリーダー

選手と監督でコミュニケーションが悪かったと言われていますが、アマチュアじゃないんだからと思います。使われない選手が不満を持つのは当たり前ですし、反発する選手を嫌がる現場監督の気持ちも分かります。でも、どんな組織でも日常茶飯事に起きてること。だからコミュニケーションを理由に解任は方便だなと思います。

 

また、もっと早く解任の意思決定はできなかったのだろうかと疑問に感じました。周囲に解任を説明するコストと現状を維持するコストを天秤にかけて結論がズルズル伸びたように見えます。まるで太平洋戦争で撤退できなかった大本営のようです。

 

どの組織でも起こりうる光景

日本代表ということで日本サッカー協会の不手際がクローズアップされていますが、日本の組織のあちこちで同じような光景が展開されています。組織を束ねるリーダーは頭フル回転させながら、意思決定をしていって欲しいものです。意思決定の不味さで最も不利益を被るのは現場の人間なんですから。

最後に日本サッカー協会にはロシアワールドカップの成績で一喜一憂するのではなく、中長期の視点で組織のあり方、日本代表についてしっかり検証して欲しいものです。すぐ忘れちゃいますから💦