クマ坊の日記

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【マネジメント】メンバーの仕事量を見ながら仕事をアサインする

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管理職は会社方針を翻訳しながら、そこに自分の付加価値を加えながら、職場の方針を策定していきます。しかし、いくらリーダーである管理職がやりたい事に向かって情熱的に動き回ったとしても、メンバーがついて来ない時があります。今日はそのことについて考えてみたいと思います。

想いがメンバーに共感されない

そもそもメンバーの立場からすると、管理職が目指している姿がイメージできないというケースがあります。そもそも発想自体がぶっ飛んでいて、メンバーからの共感を得られないか、説明不足のどちらかもしくは両方が欠如している可能性が高いです。前者に関しては根気よく、繰り返し自分の考えを伝える他ありません。突拍子のないアイデアでも、アイデア自体が面白ければ、メンバーがそのアイデアに共感してくれるのは時間乃問題です。熱意って伝説しますから。問題なのは後者。言葉足らずだったり、説明が乱暴だったり、逆に自信なさげだったり。説明不足で誤解を招いていることがあります。この場合は管理職のスキル不足に起因しているので、自分で改善する他ありません。しかし、メンバーに共感されない理由にはもっと深刻な事情がある場合が考えられます。

新たな仕事に参画する余力ありません問題

メンバーが管理職の方針にドン引きしている時の最大の理由は仕事量の問題があったりします。上司の考えは分かるけど、現在の業務を抱えたまま新たな業務も抱え込むのは厳しいという本音。ただ面と向かって、上司にそんな話は言えない。かくして、最小限度の協力や、下手したらアリバイ程度の協力しか出来なくなります。メンバーが思うように動かないと、上司のフラストレーションが溜まり、メンバーとの言い争いに発展する。ますますお互いの不信感が募る。メンバーの業務量を考えないで、気合いで乗り切ろうとすれば必ず失敗します。このような状況を回避するには、普段からメンバーの業務量を注意深く観察する必要があります。私はメンバーの仕事のアサインはかなり細かく見て意思決定を下すようにしています。余力がない状況で新しいことは出来ないし、メンバーの協力なくして成功なんてあり得ませんから。