クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

異文化理解力

 

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

 

知り合いのコンサルタントが「面白い」と進めてくれた本。海外でビジネスをする際にGAPがでやすい8つのマネジメント領域について書かれています。私の仕事はドメスティックのど真ん中なので、この本に書いてあることを実践で使える場は皆無なのですが。でもそんなグローバル音痴の私でも、ビジネスでどんな異文化のGAPが出るのか、何故出るのかが腑に落ちた内容でした。8つのマネジメント領域とは(コミュニケーション、評価、 説得、リード、決断、信頼、見解の相違、スケジューリング)

 

例えばコミュニケーションで言えば、日本は最もハイコンテクストの国。いわゆる「空気読め」「以心伝心」ってやつです。アメリカはローコンテクストの国。コミュニケーションはシンプルで明確。多人種の国だから、曖昧さがないように話すんですね。面白かったのは、国によってその度合いは違う。例えば日本人からするとイギリス人はローコンテストの文化を持つ国なので、アメリカと同じで明確なコミュニケーションをする国民に映ります。でもアメリカからするとイギリスは自分たちよりローコンテストな人々。だからイギリス人のコミュニケーションが曖昧に感じるそうです。

 

さらに面白いのは、アメリカ人はコミュニケーションはローコンテクストなんだけど、悪い評価のフィードバックのときは明確さがない。いいところを褒めてから、やんわりと悪い面を伝えるそうです。むしろ評価のフィードバックの際はドイツやオランダのほうがストレートに伝えるとのこと。実際のところは体感しないとわからないのでしょうが非常に興味深い内容でした。

人材育成の最新知識やスキルは、アメリカから日本に入ってくることが圧倒的です。もう日本でも当たり前になったコーチングとか。コーチングもアメリカのコミュニケーションの実態から生まれてきているので、全部同じように日本で実践しようとしても違和感が出てくるんだろうなと思ったりました。

海外で働く人も、働かない人も、是非オススメできる本でした。