クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】俺の話を聞け

クレイジーケンバンドは昔から大好きなバンドです。数々の名曲がありますが、今日タイトルにあげたのは、「俺の話を聞け」です。職場でも、「俺の話を聞いてくれ、5分だけでもいいから」なんて心の中で叫んでいることはないでしょうか?今日は職場で話し合いができない人について考えてみたいと思います。

雑談、議論、対話

職場は様々なコミュニケーションで溢れています。雑談とか議論とか対話とか。どれも大事な機能を持っています。雑談はメンバーがそれぞれ好き勝手に、自分の思いついたことを話すことです。話の流れで話題が合流したりしなかったり、何か特別な目的があるわけではありません。でも、雑談を通して心の交流が始まったり、相手の人柄を知ったり、目的や意味はないけど楽しい時間です。議論の目的は意思決定することです。組織で働く以上、意思決定しないと物事は進みません。何かを決めることが議論です。では、対話の目的は何でしょうか?それは、自分と相手の違いを理解するためのものです。過去、日本は同質性に溢れていました。正社員、男性、終身雇用が圧倒的なマジョリティだったのですから当然です。しかし、現在の職場を見渡すと雇用形態も多様ですし、価値観はもっと多様です。そのため、相手との違いを理解する対話に注目が集まります。企業内の人事施策としては、One on One.  という形で展開されることになります。でも、この対話という話し合いに日本人は慣れていません。小さい時から、和を乱すことは避けられてきましたから。対話しろと言われても、困惑してしまいます。

俺の話を聞け

このように元来、対話することに私たちは慣れていないのですが、職場には対話する以前の人も結構溢れています。例えば、何を話してもすぐ噛み付いてくる人いませんか。相手がどんな意見を行っても、即座に否定したり、反論したり、時には論破してしまうような人。論破はひろゆきさんの影響もあるんですかね。私もひろゆきさん好きでYouTube見たりしますが、あれはもはや論破芸というかエンターテインメントだなと思いますが。すぐ噛み付く人は、本人は良かれと思ってやっているケースがあります。議論するのだから、自分の意見を表明することで新しい意見が生まれてくると考えています。それは一見正しいように見えますが、新しい意見を生み出すことには繋がりません。相手の考えや思いを聴いて受容することで、初めて相手と自分の違いが分かるわけですから。違いが分かって初めて相手とどこで意見を擦り合わせれるのか議論が出来るわけです。だから5分だけでも、いや2分だけでも俺の話を聞いてくれ!が大事なんだと私は思います。