先日はウェビナーでの講演を務めてきました。初めてお伝えするテーマで、聴講者も多かったので少し緊張しました。対面の講演とは違い、細かな部分が誤魔化せないのもウェビナーの大変な点です。今日はウェビナーの話し方について、自分なりに気をつけている点を記載したいと思います。
ウェビナーとは
読者の中にはウェビナーという言葉に聞き馴染みがない方もいらっしゃる方と思います。ウェビナーはウェブとセミナーを掛け合わせた造語です。オンライン上で実施するセミナーになります。オンライン会議や研修とどこが違うかというと、これらが双方向であるのに対し、ウェビナーは主催者と参加者と視聴者に分かれます。主催者と参加者は画像や音声を共有できますが、視聴者の発言や共有は主催者側がコントロールします。そのため、講演会など一方通行で開催される方式で行われることが多いです。今回はスタジオに伺い、そこからリアルタイムで配信されました。
話し方のコツ
- 第一声は明るく元気よく
- ゆっくり話す
- 論理的に話を構成する
- 伝え方は情熱的に
- 立ち振る舞いで講師らしさを意識する
- 服装にも気を配る
- 間を意識する
- 一文を短く
- 時間管理と練習
- 画角を意識する
話し方
「第一声は明るく元気よく」はウェビナーでも対面でも意識します。対面だと目の前に人がいるので自然と緊張します。この緊張感があるからこそ、第一声を元気よくスタートすることで、良いリズムをつくりだすことができます。ウェビナーでは聴衆がいないので、逆に入りが私は難しいです。自然にヌルッと入るとリズムを掴むまでに苦労します。第一声は大事だと思います。
「ゆっくり話す」も意識しています。画面の切り替えがワンテンポ遅れることが多いです。そのため投影しているスライドと声のテンポをあわせるように意識します。また普段、早口なこともあるので聞きやすいテンポを心掛けています。話の構成は論理的に分かりやすさを対面以上に心掛けます。話の途中で迷子になると、集中して聴いてもらうのは難しいです。論理的に構成することで、迷子になっても聴講者は帰って来やすくなります。でも、淡々と伝えては駄目です。メリハリつけながらも、情熱的に話すほうが伝わります。一文を短くや、間を意識することでだいぶ印象は変わるようです。
見え方
立ち振る舞い、画角、服装は共通するのですが、これらの要素を通じて、講演者のステータス管理を行います。この人が話す内容であれば聴く価値がありそうと思ってもらえるようにすることです。せっかく良い内容を話しても、見栄えが悪いと説得力が低下します。ウェビナーになると、より自分が見られていることを意識しなければなりません。
ツラツラ書きましたが、年度内の大きな講演会は終了したので、ホッとしています。