クマ坊の日記

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【人材育成】仕事の引き継ぎと補助輪の外し方

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3月は人によっては異動の内示が出ている時期かと思います。新しい仕事と生活に対して不安と期待が入り混じります。仕事では前任者からの引き継ぎがついてまわります。今日は引き継ぎとビジネスパーソンの成長について考えてみます。

マニュアルが当面の頼り

大抵は限られた時間での引き継ぎしか受けないので、新しい仕事を覚えるのは大変です。引き継ぎ書や業務マニュアルが仕事を進めていく上での手がかりになります。しかし、その一方でマニュアルの使い方には注意も必要です。マニュアルは誰にでも使えるように汎用的に書かれていることです。マニュアル通り完璧にできたとしても、それだけでは新たな価値を生み出すことはできません。マニュアルに書かれている仕事の標準をベースドにしながら、仕事の標準自体を引き上げたりすることが期待されます。自身の目標や創意工夫の余地がある事で、初めて新しい仕事が自分の仕事に置き換わります。

補助輪の外し方

子どもの頃、初めての自転車には補助輪がありました。マニュアルはこの補助輪のようなものです。初めての仕事は不安で一杯です。新しいやり方を試してみたくても躊躇します。そんな時に助けになるのが補助輪です。自転車が乗れなかった時、補助輪の存在がどれだけ心強かったことか。でも、ずっーと補助輪では意味がないわけです。いずれは自分自身で主体的に考え、創造性やイノベーションを付加していくことが求められます。

転勤や異動すると成長することが多い理由

人の成長に外せない要素としてストレッチがあります。異動や転勤はこのストレッチを強制的に行わざる得なくなります。しかし、ストレッチだけでは成長はしません。安心も必要です。新しい職場での良好な人間関係を早期に形成することは大事です。最後に大切なのは、新しい仕事に自分なりに意味を設定し、新しい仕事に面白さを感じれか否かです。自転車も面白くなる感覚があるから、練習にものめり込み乗れるようにもなるわけですから。