ビジネスパーソンの成長の7割は仕事経験です。ビジネスの力を伸ばそうと思ったら社外の時間ではなく働いている間にいかに成長するかが大切になります。
68000時間
60歳まで勤めあげるとすると、私たちは68000時間を職場で過ごすことになります。小学校から高校までが14000時間と言われていますから、職場で過ごす時間がいかに長いかが分かります。ビジネスパーソンの成長の7割は仕事経験ですから、働いている時間にいかに学ぶかは成長において重要です。
背伸びの経験
以前の記事にも書きましたが、今日の背伸びが明日の日常になります。新人の頃は全てが初めてですから、やること全て背伸びの経験です。経験の分岐点になるのは、仕事に慣れた三年目から七年目にどんな仕事経験をするかです。この頃になると新しい経験が少なくなります。管理職としても、生産性を高めるには習熟した仕事をアサインしがちです。ますますマンネリ化します。望ましくは、成長分野の事業経験、部門横断型プロジェクトの経験、新規事業開発の経験など、ストレッチかつ不確定要素の高い仕事経験できると急成長に繋がりやすいです。
チャンスを掴むは大変な時代
ただなかなか、そのようなチャンスは巡ってきません。かつて日本が好景気だった時代はどの職業にも、どんな業界でも、そのような機会は溢れていました。勤勉さがあればそれらのチャンスを掴むのはそれほど難しくはありませんでした。今は成長している企業も限られるので、チャンスを掴むのは大変です。
いい仕事をしないと、チャンスは巡ってこない
成長に繋がるようなタフな仕事経験はチャンスが限られます。そのようなチャンスを手にするには、眼前の仕事で成果を上げ続ける他ありません。しかもできるだけ早く。ルーティンの仕事を効率化するなどして、空き時間をつくり、さらに難易度の高い仕事に挑戦していく。運の要素も多分にありますが、本人のハードワークも必要です。私は幸運にも27歳から35歳まではハードワークしてました。今、振り返るともうあんなには仕事できません💦 それもイヤイヤ仕事していたわけではなく、仕事するのが面白くてたまらない状態でした。胃が痛くなるような場面もありましたが、それすらも楽しんでいました。人の出会いに恵まれていただけなんですが。68000時間をどのように過ごすのか?35歳までの初期キャリアをどのように過ごすかはビジネスパーソンにとって考えどころです。