クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】気づいてあげれなかった

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2日間の新入社員研修が終わりました。素直で真面目ないい子たちばかりでした。反応も上々で研修アンケートの評価も高かったので安堵きました。このアンケートを読むのは好きで、研修終了後に丹念に目を通すようにしています。その中に一枚気になるアンケートがありました。今日はその出来事を通じて感じたことを記載します。

年の差

彼女のアンケートには年の差を痛感した研修であったと書かれていました。最初は私、クマ坊とのギャップかと思いました。30歳近く離れているし💦しかし、良く読んでみると短大卒の自分と四大卒の同期との比べての話でした。「四大卒の同期は、グループ討議をしても話が上手だし、知識も自分より豊富だった。2年間の人生経験は想像よりも開きがあった」というような主旨でした。

 

私の目に映った彼女

しかし、私から見た彼女の印象は違っていました。確かに口数は少なかったですが、自分が出来ることを献身的に実行していた印象でした。書記役を買って出て、メンバーの話をホワイトボードに一生懸命書き留めていました。グループで決められた役割を黙々とこなしていました。地味だけど、素晴らしいサポートをしていると感じました。彼女がいるから他のメンバーも活動しやすいように見えました。だから、アンケートで彼女がそんな事を感じていたのを知って驚きました。正確には私から見えた印象をフィードバックするべきだったと後悔しました。「あなたは、全然劣っている事はないし、むしろその献身性と一生懸命さはとても素晴らしい特性ですよ」お伝えすべきでした。

 

躊躇する

研修の中で印象に残ったことをフィードバックするかどうかはいつも迷います。スキルであれば、出来ている出来ていないは明確にフィードバックしますが、その人の特性に関しては、研修内のある場面を切り取るだけなので、フィードバックするほどの材料が限られるからです。印象評価そのものですから。今回も個別に印象に残った行動はメモはしていたのですが、フィードバックは控えていました。でも、アンケートのコメント見て、あなたはもっと自信を持って大丈夫だよと一言フィードバックするべきでした。報告書には記載するので、なんとか彼女に私の声が届いてくれるといいのですが。タイミングはいつも迷います。