クマ坊の日記

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【マネジメント】私の管理職としての軸

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前回の記事で、管理職は判断に迷うことばかりなので軸を持っとくといいよとお伝えしました。私自身も管理職として大切にしている軸があります。今日はその事について記載したいと思います。

 

管理職としての軸

私が管理職として大事にしている軸は五つです。

  1. 上機嫌であれ
  2. ワンポスト一仕事
  3. 決める
  4. メンバーを家族のように思う
  5. 理論より実践

 

上機嫌であれ

管理職は暗いより明るい方がいいです。私自身は特段性格が明るい訳ではありません。ただ、管理職として立ち振る舞う際は、明るく振る舞うよう務めています。ある意味、役割を演じているともいえますが、もう習慣化しているので無理しているとは違います。上司が難しい顔していると、メンバーは報告も相談もしづらくなります。するとあっという間に裸の王様です。こう思うよつになったのは、若い時にお世話になった上司の影響です。その形は、普段の口癖は「面倒な仕事は嫌だなぁ」でした。いつもニコニコしていて、部下との話題はテレビゲームの攻略法、ご飯屋さん、旅でした。しかし、何故か大きな仕事は決めてくるし、いざとなったら部下を守ってくれる人でした。いつも上機嫌だから、部下も話しやすいですし、様々な人とコミュニケーションが取れるから情報力も人脈が半端ありませんでした。優秀な人が気分よく仕事をしてくれるので、成果も上がるのは必然でした。昨今だと、心理的安全性の重要性が叫ばれていますが、まさにそれを体現する人でした。まず管理職になったら、毎朝鏡で笑顔の練習した方が職場の生産性はあがりますよ。

 

ワンポスト一仕事

ポスト在任中に一仕事はすることをモットーにしています。一仕事とは短期の成果は含みません。短期で成果を上げるの当然ですから。寧ろ、自分がそのポストを離れた後も残る財産を作ると言うことです。仕事の進め方や仕組みを変えたり、風土を醸成したり、何より人を育成することです。それらに加えて、最近は止めるも大事にしています。本来は撤退すべき仕事なのに、惰性で続いていたりするものがあれば止めたり、変えたりする必要があります。

 

決める

管理職しかできない仕事があります。それは、「決める」ことです。管理職が決めなければいけない事柄は、白か黒か判断しづらいグレーばかりです。先送りしたい気持ちはヤマヤマですが、決めなくてはメンバーが動けない、もしくは余計な負担を増やすこと繋がるかもしれません。ですから、ならべく意思決定をすることを意識しています。先送りする際は、いつまで先送りするかを決めます。メンバーには理由とあわせて伝えるようにします。

 

メンバーを家族のように思う

人はみんな不完全です。だからミスもするし、調子が悪い時もあります。メンバーを仕事のリソースとして捉えてしまうと、そういう不完全さが許されなくなります。やがてコミュニケーションも生産性も悪くなります。家族のように思えれば、メンバー1人ひとりを尊重することができます。実際の家族も完璧ではないから、見捨てたり、縁切ったりすることはないでしょう。(時と場合によるかもしれませんが)少なくとも短絡的には判断しないと思います。仕事も同じです。もし、メンバーが思い描いた通り動いてくれなかったとしても、諦めないことです。上司がメンバーをリスペクトすれば、メンバーも頑張ってくれます。注意しなくてはいけないのは、自分の期待値を押しつけないこと。

 

理論より実践

私は人材育成の専門家なので理論は普通の人より熟知しています。でも、それらが役に立ちのは良くて3割ぐらいです。勉強して成功できるなら、世の中にはもっと多くの企業やビジネスパーソンが成功しついるはずです。理論は大事ですが、それ以上に大事なのは実践することです。実践することで、分かること得られことの方が多いです。自信にもなりますから。ただ、ここにも注意が必要で、今日の正解は明日の不正解に繋がるということです。自分の当たり前を疑うことも大切です。そのためにも、自分と違う業界、職種、年代の人と交わることです。知らない土地に出かけてみることです。キャリアを積めば積むほどアクティブにならないと、いけないと自分にいい聞かせています。

 

管理職としての、軸とか観を持つのはとても大切なことです。