クマ坊の日記

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【マネジメント】リモートワーク時代に問われるフィードバックスキル

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昨日はリモートワーク下の人事評価は期初の目標設定の重要性が増すよと書きました。実はもう一つ大事になるスキルがあります。それがフィードバックする技術です。

 

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フィードバックがより重要になる理由

リモートワークであるなしに関わらず、評価においてフィードバックは重要です。何故なら人事評価の目的は査定以外に、いや査定よりも育成に関わるウェイトが大きいからです。目標が達成するために本人がどこを改善点がたらいいのか?より高い目標に挑戦してもらう際の課題は何か?を管理職は部下にフィードバックしなくてはいけません。対面で仕事している時は、仕事ぶりもなんとなく把握できたし、面談の機会以外にも指導機会があったかと思います。また、部下自身も他のメンバーの仕事ぶりや成果、上司からの指導を受ける過程でなんとなく肌感で分かる部分もあったかと思います。それらの情報量が少なくなるので、フィードバックの難易度も格段にあがります。

 

まずは共感する技術が求められる

フィードバックするには、リモートであっても材料が必要なのは変わりありません。材料をどこから集めて来るかというと、日々の仕事のやり取りや月1回の面談になります。ここで気をつけなくてはいけないのは、リモートでの面談は目的が明確なため必要なことしか話さないと言うケースが出てくることです。話しの中心がコンテンツに集中してしまい、コンテンツを取り巻く文脈がすっ飛ばされることが多くなりがちです。特にリアルな職場でリーダーシップを発揮していた管理職はその傾向が強くでます。それらを回避するためにも、メンバーの気持ちにも寄り添う聴き方が求められます。共感する技術です。共感が技術?感じるものだし、個人の適性ではないか?と思う人もいるかもいると思います。もちろん、元々、共感性が高い人はいますが、そうでなくても聴き方を工夫するだけで相手に寄り添うことができるし、寄り添うことでメンバーは上司に心を開くようになります。

 

何を言うか以上に誰が言うかがもっと大事

フィードバックを受ける際に、何を話すかは重要ですが、誰が話すかはもっと大切です。言っている事は正しいけど、あいつには言われたくない人っていますしね。日々の信頼関係をどれだけ築けるかです。机を並べて仕事している時は、言葉以上に態度や行動で信頼関係を醸成することも出来ましたがリモートではそういう訳にはいきません。リモートの時代は相手に寄り添いながらも、スパイシーなフィードバックもできる管理が求められると思います。