クマ坊の日記

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【ビジネススキル】交渉の大原則

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銀行や投資会社を通して提携話を持ちかけられることが多いです。ほとんどは経営から話が降りてきて、交渉窓口を担当します💦 今日は交渉について考えてみたいと思います。

 

 

交渉とは

日常でも交渉場面は結構ありますよね。家電量販店でいかに安くお気に入りの家電を買うかとか、家庭内での役割分担についてパートナーと話し合うとか。社内で他部門と交渉するとか。大小はあれ、日常茶飯事に交渉を私達はしています。その一方、交渉という言葉は少し縁遠く難しいイメージをお持ちかもしれません。また交渉には勝ち負けがあり、出来れば交渉は避けたいイメージもあるかもしれません。ハリウッド映画やドラマの影響も多分にあるように思います。

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交渉の定義を一言で申し上げれば、「利害の対立する二者あるいは複数以上の関係者が、問題を解決するために意思決定すること」です。勝ち負けではなく、問題解決するための意思決定というのがミソです。

 

交渉が難しい理由

いざ交渉の当事者になると、思うように交渉は進みません。その理由は交渉時の心理状態にあります。「自分としてはなんとか交渉をまとめたい。できるだけ有利な条件を引き出したいという欲」「限られた時間内で交渉をまとめなければならないプレッシャー」「上司からの契約取ってこいという無言のプレッシャー💦」など。まあ、通常とはちょっと違う心理状態に置かれるわけです。一方、交渉相手の心の中は覗けません。交渉をまとめたいと思っている時ほど、相手の方が有利に見えてしまいます。

 

交渉が上手い人の大原則

私は社内では交渉が上手い方です。初めはそんな風には考えていませんでした。しかし、周囲から交渉が上手いという評価を頂いたり、社内外の他者の交渉の仕方を見ていると、相対的には割と上手な方だと感じるようになりました。私が交渉の時に大切にしている大原則は、たった一つです。「自分の土俵で戦う」ということです。「自分の土俵で戦う」とは「有利な立場に立つ」と同義です。しかし、毎回毎回、有利な立場に立つなんてことはないですよね。どんな不利な条件でも、有利になるよう場の条件をコントロールできるのが、交渉上手な人間の特徴です。次回はもう少し具体的なノウハウについて説明したいと思います。