クマ坊の日記

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【マネジメント】フリーアドレスと言われても

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残暑が厳しいですね。夏休み明けの仕事がドッサリ溜まっていてちょっとお疲れ気味です。ちょっとブログも不定期更新が続いています。

さて、我が社は6月から在宅勤務率50%を目標にしています。仕事によりますが週の半分は在宅勤務です。当然、オフィスに来る日は減少します。コロナの3蜜を避ける目的もあるのでしょうが、6月から全社で職場はフリーアドレス制を導入しました。しかし、これが全く浸透しません💦今日はwithコロナ時代のオフィスのあり様について考えてみたいと思います。

 

 フリーアドレスとは

会社勤めされてない読者からすると、フリーアドレスってそもそも何?って話ですよね。一言で言えば「職場の座席は決まっていません。空いている席、何処に座ってもいいですよ」と言うものです。従来のオフィスは効率を重視して設計されていました。情報共有がしやすいように、仕事の能率があがるように近しい仕事をしている人達を近くに集めて座らせる配置になっていました。しかし、能率よりもそもそもの提供価値を創造することが求められるようになると、いつも仕事しているメンバーとは違った人との偶発的な出会いを促すオフィス設計が良いのでは?との発想でフリーアドレスが導入するようになりました。

 

我が社の場合

元々コンサルタントフリーアドレスでした。社外での仕事がほとんどですから。逆にスタッフ系は席が固定でした。オペレーションが決まっており、能率を考えた座席になっています。今回は総務部からの発信で、スタッフ系の席もフリーアドレスに変更になりました。総務部がフリーアドレスを推進しました。目的は三密の回避です。しかし、この施策は少し拙速でした。職場ではフリーアドレスは遵守されず以前からの座席で実際は固定されています。三密を回避するためのフリーアドレスは素晴らしいアイデアではありましまたが、何故失敗したのでしょうか?

 

一見正しいけど、ありがた迷惑な社内施策は結構ある

我が部門で言えば、すでに在宅勤務のローテーションを組んでいるので、オフィスで3蜜になるシチュエーションはありませんでした。また座席が決まっているのは定型業務を担うスタッフ職です。席が固定され能率よく仕事したほうが早く帰宅できます。それに多くのスタッフ職は女性です。フリーアドレスになって、おじさんに自分の席に座られるのは生理的にも嫌ですよね💦他部門でも同じような現状でした。総務部の本企画の立案者は良かれと思って考えたのでしょうが、ちょっと机上の空論過ぎました。現場、現物、現実の3現主義を持っていればもっと違った施策も考えられたように思います。

 

これからのオフィスの役割

職場によっても状況が異なりますが、私はリモートワークで個人作業は結構できると言う感触を得ています。しかしデメリットもあります。それは仕事に遊びが生まれないことです。やる事が明確な場合はいいのですが、新しい価値を生み出すには不向きです。面白いアイデアは大抵、会議室では生まれません。ちょっとした雑談の中だったりする事が多いです。だとするとオフィスの役割も変わってきます。リモートワークが進む企業では、作業は自宅で。雑談をしにオフィスへ行くようになるかもしれません。雑談が弾むような、カフェのようなレイアウト、リラックスできる家具と音楽、それに美味しいコーヒーとちょっとしたお菓子。立地も都心ではなくて、海や山やなどの自然が近くにある場所になるのかもしれません。