vol.23 | THE DAY presented by WIND AND SEA
横浜F・マリノスがJ1リーグ再開後苦しんでいる。結果は１勝１敗１分。昨年チャンピオンになったことで、どのチームにもしっかりマークされている。また、再開後のコンディションがまだ整っていない印象もあります。でも、前節の俺たちのキャプテン、喜田選手のコメントで胸が熱くなりました。「周囲がどう思っているか、僕らは分からないですけれど、一つ言えることは、自分たちは一度つないだ手は絶対に離しませんし、何があっても全員で乗り越えていくという覚悟があります。そこに対しては自信を持っていますし、皆の約束というのは、何としてでも、そこはブレてはいけないところだと思います。どんな結果であろうと、このサッカーだったりこのチームを、僕はもちろん皆が信じていますし、同じ思いです。そこに対しての心配は何一つ、１ミリもしていません。」
ああこれが、チャンピオンチームのキャプテンなんだと思いました。 「自分たちは一度つないだ手は絶対に離しません」までは私は自分の職場では言えません。そう言い切れるところに横浜F・マリノスの現在の真の強さを感じました。
客観的にチームを見ると、CBの２人のチアゴ、畠中のコンディションがまだ上りきっていません。怪我明け＆コロナですから致し方ありません。マルコスとエリキも昨年の活躍からすると、まだまだな印象です。また、ボスは長いシーズンを見据えてかなり選手を入れ替えています。入れ替えても勝てると思っていたと思うので、少し誤算はあったのでしょうが。今年はコロナで以上なスケジュールです。しかも、ACLもあります。まだベンチ入りしていないメンバー含めて、全員のコンディションを上げる必要がありますし、その上で連携も求められます。昨年、終盤のイケイケどんどんのfootballはコンディション面、対戦相手に研究されている面、マテウスがいない点を考慮しても難しいでしょう。しかし、その反面、新しいメンバーが加入することで、戦い方の幅は厚みを増しています。７月をしのげれば、また上昇気流に乗っていくと考えています。今日の試合はそのきっかけになる１戦です。対戦相手は常勝アントラーズ。鹿島も監督が変わり、戦い方も変更しているので苦労しています。でも、良い選手が揃っているのは間違いありません。でも今日は勝ちますよ。
