私のブログ記事でよく読まれている記事に、Di SC理論の記事があります。対人関係の特徴を4象限に分けて分析するというものです。分かりやすくてパワフルな理論です。今日はその理論を考えついたウィリアム・M・マーストン先生に関するエピソードです。
意外なマンガの原作者
アメリカのDCコミックに掲載されたのが、ワンダーウーマンです。私はスーパーマンの女性版だと認識していました。DCコミックでは、スーパーマン、バットマンと並ぶメインキャラクターです。このワンダーウーマンの原作者がDiSC理論の発案者である心理学者のウィリアム・M・マーストン先生でした。ワンダーウーマンが描かれた1940年代前半のアメリカにおける女性の地位はまだ低いものでした。こんなことではいかん!と考えたマーストン先生は一計を案じました。「クソ真面目に女性の権利を声高に叫んでも、誰も共感してくれない。大衆に女性の社会進出を認識させるためには、もっと分かりやすいメッセージが必要だ!そうだ漫画がいいんじゃない?強い女性のヒーローは今まで見たことないから、絶対受けるに違いない!」だいぶ私の意訳ですが💦 こんなことがきっかけだったようです。
ワンダーウーマンのイメージは?
マーストン先生はだいぶ破天荒な先生だったそうです。「モラルなんて糞食らえ!人間は欲望にもっと素直であれ!」が持論だったようです。プライベートでは、妻と愛人と3人で同じ家で暮らしていたそうです。豪快すぎます先生💦 ワンダーウーマンのイメージは、妻と愛人の2人の特徴を反映させて作られたそうです。
あの装置も発明した
ズバリ、嘘発見器を発明したのもマーストン先生だったんです。なんと多彩な!ワンダーウーマンのキャラクターデザインにも取り入れられています。それが、腕輪のデザインです。よ〜く見てみると腕輪ではなくて、嘘発見器の腕に嵌める部分をかたどっていたのです。先生やりすぎ! ちなみに必殺技は、真実の投げ縄!縄に捕まると真実を話してしまうというものです。正に嘘発見器!
DiSC理論はパワフルな理論ですが、その理論を生み出した心理学者はさらにパワフルで癖が強いというお話でした。