クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】木を見て森を見ずでは新商品は開発できない

f:id:kumabou2016:20181124190547p:image

新商品ましてやヒット商品を開発するのは至難の技です。誰でも簡単に出来るノウハウがあればいいんですが、残念ながらそんかものはありません。しかし、コンサルティングをしているとよく見かける失敗例はあります。今日は、そんな新商品開発に関するお話です。

 

 

木を見て森を見ずを回避するPEST分析

PEST分析とは世の中がどんな風に変化していくのかをザックリと把握するのに使う分析手法です。PESTとは以下4つの領域の頭文字です。

 

  1. Politics(政治):市場の枠組み・規制に影響するもの
  2. Economy(経済)バリューチェーンに影響するもの
  3. Society(社会):需要構造に影響するもの
  4. Technology(技術):技術イノベーションに影響するもの

この分析手法は古典的なものですが、結構重要です。各領域の情報を集めて、将来市場と社会がどう変わっていくかの仮説を考え、それが自分のビジネスにどう影響を与えるかを考える時に使います。意外に、狭いところ。「この技術すごくない」「この素材画期的でしょ」のように具体的な要素から閃いて、新商品や新サービスを考える人が多いんです。まさに「木を見て森を見ず」って奴です。だからこそ、極めて教科書的ですがこのステップを踏んでおくことが極めて重要です。最初のボタンを掛け違えると、最後までズレていきますから。

 

規制はチャンス

規制で守られているビジネスは、Politicsの変化で大きなチャンスになることがしばしばります。例えば私が生業としている人材育成の世界では、”働き方改革”が大きな変化です。従来は人の育成は時間がかかるものという前提で設計されていました。しかし、働き方改革のおかげで、より短い時間で効果的な人材育成が志向されるよになっています。当然、学び方、教え方が変化し、そこに新たなビジネスチャンスが生まれるようになりました。理想的なのは規制緩和が行われる前に仮説を立て、準備をし、スタートダッシュすることです。同じようにEconomyやSocietyについても分析し、仮説を立てることが需要です。

 

技術は不可逆的

PEST分析のうち予測しやくもあり難しいのは、Politics、Economy、 Societyの3つです。何故ならこの3つは、以前のパラダイムに戻ることがあるんです。例えばトランプ大統領の登場なんていうのは、その際たるものです。まさかトランプ大統領が当選するとは思いもしなかったし、1980年代を彷彿とさせるような貿易摩擦が再燃すると想像していた人は少なかったのではないでしょうか? 英国のEUからの離脱もしかりです。

しかし、Technologyは不可逆的です。私が学生時代の時にインターネットがこれほど普及するとは思いもしませんでした。iphoneに端を発するスマートフォンの登場がこれほど日々の影響に生活を与えるとは、当時は考えもしませんでした。今更、固定電話を使おうとか、ポケベルに戻るなんてことは技術的にありえません。ありきたりですが、アンテナを高くたて、世の中の変化に敏感になることが新商品開発には欠かせません。