googleやYahoo!からのこのブログへの検索ワードを調べると、「上司嫌い」とか「上司への対応」なんてキーワードが上位にきます。ビジネスネタは、ビジネスパーソンの参考になればという気持ちで書いているのですが、実際には切羽詰まってこのブログに辿りついた方も多数いるのだと知りました。そこで今日はブラックスキルとも言える上司を操るテクニックについて考えてみたいと思います。
ボスマネジメント
上司を操るのなんて、少しブラックなイメージを持たれるかもしれませんね。でも、欧米では当たり前の考え方です。大学のMBAでもボスマネジメントという教科があるぐらいですから。
欧米のビジネスパーソンは上司を顧客だと捉えています。自分の仕事で成果を上げるために上司から支援を引き出すのもスキルだと捉えています。
また、日本とは違い多民族の職場です。考え方も価値観も全くことなります。また、ハリウッドを震撼させたMe Tooのような信じられない所業を行う上司もいます。自分の身を守る側面でもボスマネジメントのスキルを身につけるのは当たり前の感覚なのかもしれません。
上司を操るポイント
一言で申し上げれば、「観察と先手必勝です」まずは上司のことを冷静に観察することが大切です。観察するポイントは3点です。
- 上司の仕事スタイル
- 上司を取り巻く環境
- 上司の上司
上司の仕事スタイルは貼り付けた記事をご参照ください。上司と合わない時は生理的に無理というケースがほとんどだと思います。しかし、そこで考えるのを諦めてはいけません。劣勢な状況の時であればあるほど冷静に観察することが求められます。
上司を観察した後は、上司を取り巻く環境に注目しましょう。経営からはどんな期待を上司は受けているのだろうか?上司のプレッシャーは何か?上司が望むことは何か? これらを把握することは非常に重要な情報とならります。
3つ目は少し難しいですが、上司の上司を知ることも大切です。ビジネスパーソンである以上、上位方針が上司の意思決定をする際に大きな影響を与えますから。
先手必勝
状況を冷静に捉えたら、上司が望んでいることを先回りして能動的に動くことです。具体的には報告・連絡・相談です。報告と連絡はマメさとスピードが生命線です。相談は上司の関心事に合わせてリードします。
上司の関心事をリサーチしといて、自分が暇な時に該当するテーマを提案するのがおススメです。「気が効く奴だ」という評価も得られるし、何より自分の仕事が忙しい時に上司から仕事を押し付けられことも回避できます。
虚栄心や出世欲につけ込む
残念な上司の多くは、自分勝手で自分のことしか関心がありません。そのくせ、自分の事は理解できていない人達です。そして、分かりやすいぐらい自分の有能感をアピールしたい、出世したいが滲み出ています。そんな上司には係りたくないし、生理的に無理!というのがノーマルな感覚です。しかし、そこで思考を停止してはいけません。頭をクールにして対応と対策を考える事です。腹の底では怒り心頭でも、したたかに上司を利用して操るぐらい考えてもいいかもしれません。残念そうな上司ほど操りやすいですから。
反応しない練習もあり
しかし、上司を操るなんて無理ー!という方もいるでしょう。そんな人は、「禅」の教えを勉強してもいいかもしれません。ズバリ、刺激に対して反応しないことです。ちょっとした呼吸法を知っておくだけでも救われることもあります。
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