クマ坊の日記

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子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

 

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)

 

幼児を持つパパとママにお勧めの本です。先月の話です。幼稚園が夏休みで一日中娘が家にいた時、妻と娘が3日連続で喧嘩をするという事態に直面しました。喧嘩は些細なことです。夏休みで娘の生活リズムが狂い夜遅くまで寝ないとか、 妻が娘の好きな料理を作ったけど食べないとかです。

 

妻は普段、私よりも娘とのコミュニケーションは上手です。その妻が、「どうやったら言うこと聞いてくれるか分からない。。。」と呟いたのです。これは緊急事態です。妻と娘の間に入りましたが、全く事態が収拾できませんでした。われながら自分のポンコツさにがっかりしました。

 

確かに冷静に振り返ると、妻の娘に対する言葉は「○○しなさい」とか「○○しなきゃだめだよ」といったトーンが多いなとは感じていました。しかし、そういう話方になる時は、急いでいるシチュエーション、いわゆる余裕がない時に使っていました。そのことを妻にフィードバックする際に、私が口頭で伝えるだけでなく参考になる書籍もあるといいと考えて本屋で見つけたのがこの本です。

 

この本で著者は、10歳までの子育てで最も大切なことは、「自己効力感を育むこと」と伝えます。その上で子供との具体的な話方がシーン別に掲載されていました。単なるハウツー本ではなく、「自己効力感」を育むことの重要性が本の骨格となっているところが気に入りました。また、「そんな風に子供に言ってしまう」と共感できるシーンが多かったのも参考になりました。さらに読みやすいということで購入しました。

 

妻も普段は、無意識にこの本に書いてあるようにコミュニケーションを図っています。でも、状況が切羽詰まると余裕がなくなります。しかし、私のフィードバックとこの本のおかげで妻は、自分のいい時のコミュニケーションスタイルを思い出すことができました。

 

この本を読んで、私も娘とのコミュニケーションで間違った質問の聴き方をしているのを反省しました。例えば「今日は幼稚園どうだった?」という聴き方です。仕事の癖でオープンな質問の仕方してしまっていました。娘からすれば「どうだった?」は答えづらい質問だし、会話が弾まない質問でした。本を読んでからは具体的に質問するようにしました。「今日のピアノの練習何したの?」とか「運動会のリレーの練習では何番だったとか?」具体的に質問すると娘は応えやすい、その質問に関連した出来事をより沢山話すようになりました。良本です。