7年前、たまたま見ていたテレビ番組のゲストが関根麻里さんでした。明るくて、頭の回転もいい感じの良い人だなと思いながら番組を見ていました。話題は、麻里さんのお父さんである関根勤さんとの思い出話に。「父はよく、私が小さい頃、風呂上がりにケツケツ星人をしてくれました。私はいつも大笑いでした。」と懐かしそうに話されていました。
関根勤さんと言えば、日本を代表するコメディアン。小さい頃はカックラキン大放送よく見てたな。麻里さんのコメントを聞いて関根勤さんの子育てに急に興味が湧きました。と言うのも、当時、妻のお腹の中には娘がいました。私は男なので女の子をどう育てるんだ?という経験と知見が全くありませんでした。そのため、関根勤さんの子育てに関心を持ちました。
タイミングよく、一カ月後くらいに関根勤さんが別のトーク番組に出演されていました。前述したケツケツ星人の話題にもなりました。その時、関根勤さんがインタビュアーにこんなことを答えていられました。「世の中って楽しいな、生きてて楽しいなって子供には思って欲しかったんです。いっぱい笑って楽しかったりすると、学校に行ってちょっと友達ともめたとか、先生と反りがあわないとかあっても、家に帰って来るとチャラになるよ。そんな父親になりたいなと思って、とにかく笑わせたんです」
この話を聞いて、私は凄く感動しました。世の中って不条理なことが多いし、辛いこともあります。でも、人生って楽しいとか、辛い場面を笑いに変えれる人ってきっと困難を乗り越えるか、回避できるのではと思うんです。だから、娘には小さい頃から面白いとか、楽しいという経験をたくさんして欲しいなと思っています。それに「笑い」って高度なコミュニケーション能力の一つでもあるので社会に出た時に役立つかなとも思います。
何より、明るくてその人がいると雰囲気が和むとか、優しい気持ちになれる人になってくれたら最高だと思うんですよね。
ということで、コメディアンではありませんが、家に帰ったら私も娘を笑わせることに全力を傾けています。今は何でも笑ってくれる娘ですが、だんだん大きくなるとそういうわけにはいきませんしね。