元外務省主席分析官であった佐藤優さんの書籍。佐藤さんの書籍を読むと、この人は本当に知識人だなと関心します。圧倒的な知識量と考える力に脱帽します。また、外務省時代の修羅場を潜り抜けてきた人なので言葉にも迫力を感じます。
佐藤さんは、2002年に背任と偽計業務妨害で有罪になりました。そのため、私の佐藤さんのイメージは当初はよくなかったです。だから著書も読んでいませんでした。池上さんとの共著を読んでから、佐藤さんに注目するようになりました。
この本を手にした時、私は上司のパワハラに対峙していました、その時にこの本の内容は大変参考になりました。目次は下記になります。
第1章 怒らない
第2章 びびらない
第3章 飾らない
第4章 侮らない
第5章 断らない
第6章 お金に振り回されない
第7章 あきらめない
第8章 先送りしない
本の中で、佐藤さんは「僕はといえば、かなり冷静に客観的に物事を見極める部分も強いのですが、半面、どこか対象に飛び込むというか、突っ込んでいく部分も強い。物事の奥、その先を見極めるには、どっぷりと対象に浸らないと見えてこないモノが絶対にあるのです。」と書いています。
私も佐藤さん程ではないですが似たような部分があります。敢えて飛び込むことで、見えなかったものが見え活路が開けるような経験があります。
考え方に刺激を与えてくれるお勧めの一冊です。