クマ坊の日記

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レジリエンスの鍛え方

前回、私がメンタルが強いと職場で勘違いされているという話から、今、レジリエンスという理論が注目されていますとお伝えしました。今日は、レジリエンスを具体的に高めるトレーニング方法について解説したいと思います。

 目次

 

レジリエンスを鍛える3つのステップ 

底打ち

困難や失敗に直面すると、精神的に落ち込みます。その心の落ち込みの底打ちすることが最初のステップです。

立ち直り

次は元の心理状態に回復するステップです。

教訓化

困難を克服した後、過去の逆境体験を振り返り、次につながる意味を学ぶ内省が最後のステップです。

 

この3つのステップを繰り返すことで、レジリエンスは鍛えられると考えられています。つまり、経験を通してしか鍛えられないんです。

 

感情をコントロールする

底打ちで大切なのは、自分の感情をコントロールすることです。ネガティブな心理状況から脱出するためには、自分でコントロール可能なものに集中することです。レジリエンスの理論では、自分の感情はコントロールできるものと考えています。感情のコントロールとは感情を押し殺すことではありません。自分がどんな感情を抱いているか理解する必要があります。

また、ネガティブな感情の特徴についても知っておくといいですよ。人間いい事より悪いことの方が強く記憶に残るんだそうです。だから失敗した時に悪いイメージしか浮かばないのはノーマルな反応なんだと理解しておくだけでも気が楽になります。ポジティブ思考が大切だというけど、脳の構造からすると実は難しいことなのです。一般的には、ネガティブな感情1に対して5倍以上のポジティブな感情を持つことでバランスが取れると言われています。普段から自分の好きな事をする、自分の好きなものに囲まれることはとても大切な事なんです。

私は嫌な事があった時は、泥のように眠ります。イメージは、ルパン3世カリオストロの城で、ルパンが打たれて三日三晩ベッドで寝込むシーンような感じ。世界の災厄が降り注いだかのようにボロボロに落ち込んで寝ます。腹が減ったのが私の底打ちの合図です。勿論食べるのは「肉🍖ーです。」ご飯食べながら気持ちを回復させていきます。

 

サポーターを見つける

立ち直りで大切なのは、自分を助けてくれる人です。家族や恋人はとても大切です。職場で助けてくれる人がいればいいのですが、昨今はそういう職場が少なくなっているので仕事でメンタルを崩す人もいるのではないかと思います。少ない人数でみんないっぱいいっぱいだから余裕ないんですよね。

サポーターは5人ぐらいいると望ましいとされています。頼れる人が1人だけだといざという時に厳しいです。5人くらいいれば誰か助けてくれる。人によって役割も違ったりします。大変な経験をした時に直接助けてくれる人。困った時に情報を提供してくれる人。有効なアドバイスや助言を与えてくれる人。辛いときに寄り添ってくれる人。1人で全ての役割はこなせないから、その点でも複数のサポーターを持っている方がいいですよね。