クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

ビジネスパーソンの読書会

私が担当する部門では、月一回の読書会を開催しています。題して「クマ坊塾」今日はその読書会について書いてみたいと思います。

 

目次

 

 

クマ坊塾誕生のきっかけ

若い時に私自身が読書会を体験しました。当時の上司に誘われました。経験学習の大家であるジョンデューイ先生の原書を1年間かけて読むというものです。毎回一章を担当の人がレポートにまとめて発表するというものでした。他の参加者も本は読んできており、発表の後で参加者全員で意見交換をするという内容でした。参加者は様々な部門から集まった有志でした。さらにこの分野を研究している大学の准教授にお願いして、毎回読書会に参加頂き専門的な解説もして頂きました。仕事終わってからの読書会でしたが、知的に凄く刺激を受けた体験でした。管理職になってからは、部下育成の一環で読書会を開催しています。ただし、前述したような内容はハードルが高いので今の職場やメンバーにあわせた形に変えています。

 

クマ坊塾の目的

「月に一冊ぐらいは本を読む習慣を部下に持って欲しい」

 

クマ坊塾の進め方

年間で8冊の本を読みます。8月と12月は開催しません。前者は夏休みを満喫して欲しい。年末は仕事が忙しいためです。8冊は各月の担当が独断と偏見で決めてもらいます。たった一つだけ、他のメンバーに是非、読んで欲しいという本を選んでもらいます。書籍代は当然、部門経費で落とします。人数多いので担当にならない人もいます。外れた人は翌年の担当にまわります。一冊とはいえ自分が読みたい本を選べるのは嬉しいので、担当者決めは毎回揉めます。

 

本が決まったらひたすら読書。そしてA41枚に感想をまとめます。感想文を書く際には、2点ルールがあります。

 

  1. 何度も推敲すること。一回で書かない
  2. 内容を自分の仕事に惹きつけて感想を書くこと

 

この2つのルールの意味は、メンバーに内省を促すためです。内省とは振り返ること。自分の経験や考えと本の内容を結びつけることで、より本から得られる知見が高まると考えるからです。

 

やってみての効果

読書を通じて、本に書いてある内容を学び知見を高めるというのはもちろんですが、それ以上にメンバー間の相互理解に役立ちました。そもそも、どんな本を選ぶかという選択する際に、その人の個性や問題意識がでてきます。そして、感想文にもメンバーの問題意識と特徴が表れます。同じ本を読んでいるのに、全く違う内容が心に突き刺さったり、逆に同じ内容で共感していたり。

いろいろなチームで同じように読書会を続けてきましたが、ユニークな意見が出るメンバーが揃っているときほど、チームの結束力は高く業績も高いように感じます。私の感覚値でしかありませんが。また普段裏方の役割を担う、業務の女性人ほど問題意識の高いコメントが多いようにも感じます。よく職場を見れているんでしょうね。それ以外に感動する内容で、素直に感動できる人、涙を流して共感できる子ほど伸びるようにも感じます。そういう子は感性が豊かなんでしょうね。知識は増やすことはできるけど、感性は教育が難しい分野です。感性が豊かな人ほど、相手の立場に立って考えることができるので仕事を通して成長するのではないかと思います。