クマ坊の日記

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陸王を見て、昔と今の残業を考える

お気に入りのドラマは、「陸王」。池井戸潤さんの原作は下手ですが大好きです。日曜日の夜に元気をもらいます。ドラマの舞台である「こはぜ屋」で、よく残業しているシーンがあります。その風景はかつて自分が経験した残業の風景と被ることがあります。ひたすら懐かしいという感覚です。昔も今も残業はありますが、その風景は様変わりしているように感じました。今日は残業について振り返ってみたいと思います。

 

目次

 

 昔の残業は一体感があった

前述したように、「陸王」の残業シーンを見ながら、何か懐かしい風景を見たような感覚に襲われました。その感覚の原因は何だろう?と考えた時、頭に浮かんだキーワードは一体感でした。仕事は別々でも、職場で目的を共有してたように感じます。どんな仕事で残業をしているのか、ボンヤリと共有していたように思います。また、お互いが愚痴をいいあいながらも、アドバイスもしていました。残業大変でしたが、悲愴感はなく明るかったです。そして、残業が終わったらみんなで一杯飲みにいく。飲みの席で、上司や先輩の武勇伝を聞かされたり、あるいは喧々諤々と仕事論について熱く語ったり、女の子の話で盛り上がっていました。残業があたり前の日常生活の一部でした。残業を通して職場のチームワークが培われていたような気がします。

 

今の残業は悲愴感が漂よう

私の所属する会社全体を見ると、残業は昔に比べて悲愴感が漂よっています。特に若い子はパソコンに向かって黙々と作業しています。また、他のメンバーがどんな仕事をしているかに興味をもつ余裕もなくなっているようです。

全社的に残業をしないよう推奨しているため、9時を過ぎるとオフィスの灯りが消えます。真っ暗な中、青白く光るパソコンに向かって黙々と作業する姿は寒々しい光景です。

 

私のチームの残業風景

うちのチームはそもそも残業を極力させないようにしています。ベテランが多くなって、残業しても生産性があがらないからです💦 しかし、残業でメンバーが残っている場合は、雑談タイムを挟むようにしています。というか自然発生的に雑談が始まります。若い部下とはサッカーネタや、アイドルネタ(部下がアイドル好きなので、ひたすら話を聞く立場ですが)。後は仕事に関するアドバイスを求められたりします。女性の部下とは社内ゴシップネタやご飯の話で盛り上がります。昔と違うのは飲みに行かないことぐらいですかね。

 

残業の経験が、残業の文化を生み出す?

昔と今を比較して、単純に昔は良かったなんて言いたいわけではありません。思ったのは、世代によって残業の捉え方が変わるんだろうなと言う事です。残業がなくならない会社は上司や先輩が残業が当たり前、ひょっとすると、いや間違いなく「残業して仕事する奴は、頑張って仕事している社員に違いない!だって自分達もそうして仕事してきたから」と考えている人が多いのではないでしょうか?

 

意識を変えることが重要

仕事量の問題もあると思いが、管理職の意識の問題の方が根深いかもしれないと思います。電通の事件でも、客観的に見れば新人を自殺にまで追い込むほどの残業はおかしいと誰でも感じるはずです。でも、彼女の上司はこの残業をおかしいとは感じなかったのでしょう。その理由は、自分自身も若い頃に同じように残業をして育ってきたという体験があり、電通の組織文化自体が猛烈に働くことを良しとしてきたのでしょう。

 

残業が恒常的に多い組織の残業問題は根深いななんて感がながら「陸王」を見ながら考えてしまいました。しかし、「陸王」いいなー。

 


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