クマ坊の日記

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「つまんない つまんない」ニヤニヤしながら読める絵本

今日、ご紹介するのは娘のお気に入りの絵本です。娘が本屋で何度も何度も何度も立ち読みした末に買って欲しいと懇願されて購入しました。娘がこんなに塾考したことはありませんでした。

 

 目次

 

つまんない つまんない (MOEのえほん)

つまんない つまんない (MOEのえほん)

 

 

作者はヨシタケシンスケさん

絵本業界に彗星のように現れた大型新人!絵本大賞を3年連続受賞というから半端ありません。

 

ニヤニヤしながらこっそり読める絵本

「つまんない つまんない」を娘は面白いと言います。理由を聞くと、つまらないことが考えたら面白くなるところだそうです。私も一緒に読んで視点の変え方が秀逸だなと感じました。一方で、今まで読んだ絵本とはちょっと違う違和感も感じました。多くの絵本は、「これを伝えたい!」というメッセージを感じます。文章であれ、絵であれ。文章が少ない絵本でも、「私のこの絵を見て欲しい!」が伝わってきます。でも、この絵本からはそんな強いメッセージは感じませんでした。むしろ、「こっそり絵本始めました」的な感じを受けました。

 

糸井重里さんとの対談を読んで

www.1101.com

ヨシタケシンスケさんと糸井重里さんが対談をされていました。その記事を読んで、前述した違和感が晴れました。ヨシタケさんは、絵本作家を目指していたわけではなかったそうです。イラストレーターだったんですね。自分からメッセージを出すということより、お題を与えられてそれに応えることに喜びを感じるとおっしゃっていました。絵本を書くようになったのも、ある絵本編集者との出会いがキッカケでした。

 

ヨシタケさんは、自分は昔から引っ込み思案な性格でそのまま大人になったと話されます。ずっーと逃げ続けて、そのために屁理屈捏ねての繰り返し。まさにヨシタケさんの生き方があの絵本に反映されているのです。普通だったら短所になる個性が、続けていたら長所になる。人生って面白いですよね。ヨシタケさんを見出した編集者も凄い人だと思いました。是非、おすすめの絵本です。

 

 

 

りんごかもしれない

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ぼくのニセモノをつくるには
 
このあと どうしちゃおう

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もう ぬげない

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