クマ坊の日記

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中堅社員って誰だ?

 

ある程度の規模の企業になると階層別研修という研修が用意されます。分かりやすいのは、入社直後に体験する新入社員研修とか、管理職になった時に受ける新任管理職研修です。今日の話題は、そんな階層別研修の一つ中堅社員研修です。

目次

 

中堅社員って誰ですか?

 そもそもですが、中堅社員って誰を指すのでしょうか?入社4年目以降?まだ入社5年目までくらいだと若手ですかね?

では、入社10年経ったら中堅社員でしょうか?入社10年目の受講者に中堅社員ですか?と質問をすると、「社歴だとベテランですが、周りが年寄りが多いから扱いはまだ若手です」なんて返事も返ってきます。中堅社員は便利な言葉ですが、結構、曖昧な言葉でもあります。

 

中堅とは

そもそも「中堅」の語源は古代中国にあります。私も大好きな漫画キングダムの時代まで遡ります。当時の戦いでは将軍は中央に陣を敷きました。その将軍を守る精鋭部隊を中軍と呼びました。中軍の主な目的は王様を守ること。強固な盾で武装していました。そこから派生して、中堅という言葉が誕生したそうです。ですから辞書をひいてみると、

 

キングダム 46 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 46 (ヤングジャンプコミックス)

 

⒈ ある集団の中心となって活動する人。また、地位や規模などはそれほど上位ではないが、中心となって働いたり、確実な業績を上げたりしている人や団体

⒉ 大将に直属する、精鋭で守りの堅い中心部隊

⒊ 野球で、右翼と左翼の中間。また、そこを守る選手

⒋剣道・柔道などの団体戦で、先方から大将までの間の中央に位する選手の称

                           大辞林より

なんて意味が書かれています。

つまり、中堅社員の本来の意味はその企業を支える精鋭部隊ということなのです。精鋭かどうかはさて置き、企業活動の最前線を支えているのは中堅社員の皆さんです。

 

中堅社員はほったらかし

 現場の最前線で活躍する中堅社員ですが、多くの企業で入社4年目以降から管理職候補になるまで教育機会がないのが実態です。新入社員教育は手厚くなり、入社3年目までは教育機会が多いのですが、その期間を過ぎると管理職候補になるまで10年から下手をすれば20年は研修機会がないケースもあります。その間は、「OJT」と言う名のほったらかしです。自分で頑張れ!って奴ですね。仕事の役割が変わったりすれば、自分で能力開発やスキルアップをせざる得なくなり、その経験を通してビジネスパーソンとして成長できることもあると思います。しかし、役割も仕事も変わらないと仕事は習熟しますがマンネリ化によりモチベーションも上がらないでしょうし、ビジネスパーソンとしての成長も望めません。将来、管理職になるにせよ、専門職で生きていくにせよ、中堅社員時代にどんな経験をし、どんなスキルアップをするかは重要です。

 

中堅社員の時に身につけるべきスキル

一つは自分の担当領域の専門知識と専門スキルです。従来は専門知識やスキルがなきても昇進できましたが、これからの時代は担当領域の専門能力がなければ専門職として生き残れないのはもちろん、管理職としてもキツイと思います。欲を言えば、専門領域が二つ以上あると最強です。技術と経営が両方分かるとか。

 それと、ポータブルスキルです。ポータブルスキルとはどんな仕事にも必要なスキルです。ロジカルシンキングとコミュニケーション。そして問題解決力です。ビジネスではどんなに素晴らしいプランが描けても、結果がだせなければ価値を認められません。そしてより大きな結果を残すためには、周囲の人の支援や協力が不可欠です。そのためには、コミュニケーション力も磨かなくてはいけません。

 

まとめ

 結局、ビジネスパーソンとして働き続けようとするなら、勉強し続けなければならないし、成長するためには新しい経験を獲得していかなければならないということです。会社での教育機会がない時期こそ、自分自身の成長にどれだけ投資できたかが大切ということですね。