クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

仕事しか見れない人、仕事をしている自分の風景が見れる人

現場でプレイヤーとして働いている時は高業績を出すことができるが、管理職になったとたんチームでの業績が出せないビジネスパーソンは多くいます。前回の記事「駆け出し管理職がかかる三大病」でも言及しました。

 

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しかし、プレイヤーとしても優秀で管理職になっても優秀なビジネスパーソンももちろんいます。この違いはいったい何なのでしょうか?

 

私はプレイヤーの時に「仕事しか見ない人」と「仕事をしている自分の風景を見れる人」の違いだと思います。「仕事をしている自分の風景を見れる人」とは、文字通り仕事をしている自分をもう1人の自分が見ているような感覚を持てることです。このことを専門用語でメタ認知といいます。幽体離脱して自分を見ているようなイメージですね。自分のことを客観視できるというのは、簡単なようで難しいです。意識してトレーニングしないと身につきません。

 

自分のことを客観視できる人は、周囲の状況も客観視できる確率が高いです。状況が見えていれば対策も考えられます。後はどう上手くやるかを学習すればいいだけなのでマネジメントに関するトレーニングもしやすいです。

 

一方、状況を客観視できない人に、状況を客観視させるようにするのは至難の技です。一生懸命、仕事に集中してたから視野が狭くなってしまったのだし、集中したから成果があげられた。それが自分の自信にも繋がっている。プライドもありますからね。そもそも自分は自分のことを客観視できてると思い込んでいますから。

 

ビジネスパーソンとして仕事ができるようになるには、成功体験とそこから得られる自信が大切です。でも、その一方で常に自分に懐疑的であることも大切です。臆病なくらいがちょうどいいような気がします。