クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

成功を呼び込む力 〜セレンディピティ〜

成功を呼び込む力。皆さんは信じますか? 私はビジネスの現場においては、この「成功を呼び込む力」っ奴を信じています。

 

過去3度、仕事で絶対絶命に陥りました。企画をブレークスルーできる技術や人材が手元になく悪戦苦闘していました。見通しもなく無謀な企画を立案するのが、そもそも間違ってはいるのですが。。。若気の至りで社内リソースは意識しないでプランニングしていました。「外野はそんな企画無理だ!」の大合唱。

 

しかし、私は100メートルを9秒代で走れとか、月まで飛ばすロケットを造れとかでなければ、なんとかなるんじゃないと考えてしまう悪い癖があります。

 

当初は楽観視ですが、納期が近づくと焦ります。でも、そうやってもがいていると不思議なことに解決策が向こうから歩いてやってくることがあります。解決策というしっかりしたものではなく、正確には「蜘蛛の糸」みたいな、か細い希望です。逢いたかった人に出会えたり、欲しい技術を見つけることができたり。ポイントは無我夢中。とにかく、考えられる選択肢を全て洗い出し片っ端から潰していく。すると周囲が協力してくれたり、周囲の周囲の周囲みたいな縁が繋がったりします。

 

自分は運がいいなと思っていたら、欧米ではセレンディピティという単語で割とメジャーな考え方だと知りました。

 

極めつけは、ノーベル科学賞を取った日本人研究者、根岸博士の言葉。テレビ番組で自分がノーベル賞を受賞できたのは、「成功を呼び込む力」のおかげだと話されていました。博士はセレンディピティが発動するためには、9つのポイントがあると話されていました。

 

①ニーズがある

それをやらなければならない切実なニーズが存在する。

 

②強烈な願望

そのニーズをどうにか解決したいという願望を持っている。

 

③作戦を立てる

目標達成のための作戦、道筋を考える。こっちの方に努力すれば解決できるのではないか。ただスタートの際はあくまで仮説でOK。

 

④系統だった探究

作戦に沿って、系統だった探究を進めます。研究者だからこの言葉を使われたと私は理解しています。系統だったというのがミソですかね。時間は有限。系統だってないと何ができて、何ができないかが振り返りができないんでしょうね。

 

⑤知識

系統だった探究を支えるものとして、知識、アイデア、判断、意志、不屈な行動力をあげています。知識がなければ探究しようにも始まらないですよね。

 

⑥アイデア

既存ではないものを見つけるのだから、アイデアも必要です。違った角度で物事を考えたりする柔軟性も含めて。

 

⑦判断

これは難しいですね。今のやり方を続けるのか、辞めて違うやり方を模索するのか。限られたリソース、あれやこれやと手を広げることにも限界があります。

 

⑧意志力

色々考えてやってはみたものの、結果はそう簡単には出ません。心が折れるのが普通です。だからこそ意志の力が大切だと語っていました。

 

⑨不屈な行動力

いくら意志力があっても、行動力がなくては一歩も前に進みません。ハードワークが必要だということです。

 

頭使って、体使って、心使った先に成功を呼び込む力が発動するのかなと、博士の言葉と自分の実体験から感じています。皆様はどうですか?