クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

人材育成

【人材育成】孤独な自己責任

私の生業は企業の人材育成支援です。管理職や新入新入研修の企画や実施をしたり、戦略人事と連動した教育体系の設計を担当したりしています。今日は企業が人材育成を展開する際に、盲点になりがちな点を考えます。 自律型人材と孤独な自己責任 日本の現状 受…

【人材育成】今が中途半端に充実していると、人は学ばない

私の生業は企業の人材育成を支援です。イメージしやすいのは、企業内で実施する管理職研修などの企画や実施運営になります。昨今、政府が力を入れている施策にリスキリングがあります。岸田首相は5年間で1兆円の予算をつけることを発表しています。私が所属…

【人材育成】自身のタイムマネジメントが上手い管理職は、育成上手でもある

気づくと9月はほとんど週末も仕事していました。全く不本意な結果です。流石に20日間も休暇取ると、その反動もあるものだと実感しています。そんなタイムマネジメントが全く出来ていない私なので説得力はゼロですが、今日は管理職のタイムマネジメントについ…

【マネジメント】管理職のメンタルケア

管理職はつくづく孤独な役割です。白黒がつかない問題ばかり毎日対峙しなくてはいけません。心理的負担は仕事量以上に厄介です。今日は管理職のメンタルケアについて考えます。 孤独な管理職 信頼出来る人とどれだけ繋がれるか いい加減であることも、時には…

【人材育成】他者との学びが、成長に繋がる

私の生業は企業の人材育成の支援です。イメージしやすいのは、企業内で実施される管理職や新入社員研修の企画実施です。近年、企業が社員に求める人材像として自律型人材があります。何でも主体的に考えて行動してくれる人材です。勢い転じて、学習自体も個…

【人材育成】仕事が調子いい時ほど、普段とは違った経験を獲得しにいった方がいい

ビジネスパーソンの成長は現場経験が7割、周囲からの薫陶や指導が2割、個人での学習が1割と考えられています。また、経験に関しても自分の能力より少しストレッチした経験が成長を促すことが分かっています。今日はビジネスパーソンの成長について考えてみま…

【人材育成】職場ぐるみで育成の場をつくる

メンバー育成は管理職の重要な仕事ですが、当然、管理職1人だけで出来ることに限界があります。職場ぐるみで育成する場を整えることが大切になります。今日は私の職場での仕掛けについてご紹介します。 人が育つ職場 プロジェクトは最良の学びの場 対象に合…

【人材育成】市場価値の文脈でキャリア開発を語れないと、メンバーには刺さらない

部下育成はいつの時代も管理職が難儀するテーマです。昨今は、人的資本経営というキーワードが経営者の間ではバズワードになっていますが、平たくいえば、「社員一人ひとりの生かす、個別マネジメントを推進する」という話です。誰がやるかと言えば、管理職…

【人材育成】いかに多くの選択肢に気づかせることが出来るか

今日もメンバー育成の話です。私自身も現在、2回りも歳が離れているメンバーを育成中です。もっとも、彼女は優秀なので育成は楽です。気をつけているのは、自分の経験や価値観に引っ張られないようにすることです。今日は育成の巧拙が出やすい、振り返りのお…

【マネジメント】方針翻訳は部下育成の土台

部下育成にも大きく関わりますが、メンバーに部門の方針や仕事の意義を伝えるのは、管理職にとって非常に重要な役割です。私の過去記事でも、方針翻訳について書いてアクセスの多いコンテンツになっています。今日は部下育成と結びつけて方針翻訳について考…

【人材育成】部下育成にも優先順位がある

管理職が悩む問題は多岐に渡りますが、いつの時代も悩ましいのがメンバーの育成です。なんといっても人が相手ですから、思い通りにはいきません。一方、マネジメントする上で最大の変数は人でもあります。育成が上手い管理職は、それだけ高い業績達成にも近…

【人材育成】突然マネジャーになることは、熟達者から初心者に戻ること

私の生業は企業の人材育成支援です。イメージしやすいのは、企業で実施される管理職研修や新入社員研修の講師も務めます。新任管理職研修を担当していると、受講者の年齢が若くなってきているのを実感します。年齢に関係なく能力がある人が管理職を務めるこ…

【マネジメント】個を生かす組織

20代のメンバーと話す機会が増えています。一緒に仕事をしていると、仕事観もだいぶ変わってきたなと実感する機会が多いです。私が20代の頃は、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいれば、道は開け、生活も良くなっているという暗黙の了解がありました。いま…

【人材育成】プライベートと管理職の成長の関係

しばらく休暇先の出来事をお伝えしていましたが、本日から徐々に通常運転に戻していきたいと思います。人材育成やビジネスネタも再開していきます。今日は管理職の成長とプライベートの関係について考えていきたいと思います。 長期休暇の効用 キャリア発達…

【経営】人的資本開示とは何を開示すればいいのか?

人的資本資本経営や人的資本開示というキーワードが大企業を中心としてバズワードになっています。しかし、冷静き考えると何を開示したらいいのか理解している経営者や人事担当役員は少なかったりします。今日は人的資本開示について考えてみます。 開示が望…

【ビジネススキル】顧客の声を聞こう、現場を観察しよう

若手メンバーから商品開発やサービス開発に関する相談機会が増えています。相談内容は、「これまで営業の声に従って商品開発をしていたけど、アウトプットも本人の心情的にももやもやしている。年下なので、営業からサンドバッグのように、言いたい放題言わ…

【人材育成】二回り歳の差があるメンバーの育成を考える

私ごとですが、組織の変更に伴い役割が変更になりました。それに伴い一緒に働くメンバーも様変わりしました。メンバーの中には、私の年齢より二回り歳が離れたメンバーも含まれます。今日は歳がだいぶ離れたメンバーの育成について考えます。 頭をリセットす…

【人材育成】幻想のOJT

日本企業の強さの源泉は、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」の3つだと考えられていた時代がありました。それらが機能していたからこそ、職場のOJTを通して人も成長することができました。今日はOJT(On The Job Training )について考えてみたいと思…

【人材育成】学びはいつも痛みを伴うかもしれない

マネジメントを行う上で、メンバーの話をただただ聴くことは大切であり、その行為は想像以上に実は大変なことであると、以前の記事で書きました。実は聴き終わった後も辛いことがあります。今日はその事について考えてみたいと思います。 www.kumabou.com メ…

【人材育成】困難を受け入れ前に進む、そうして人生は続く

読者の皆さんはご存知のように、私はJリーグの横浜F・マリノス を応援しています。先週の試合で、逆転の決勝ゴールを叩きこんだのが宮市亮選手です。先日、その宮市選手のインタビュー記事を読みました。まだ、30歳の若者ですが、もの凄く心に響く話をしてい…

【マネジメント】敬意は細部に宿る

画像の絵は、漫画ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 「黄金の風」に登場するパンナコッタ・フーゴの台詞です。主人公のジョルノ・ジョバーナ命懸けの行動に対しての発言でした。こんなストレートな賛辞を言われたら痺れます。漫画のようには無理ですが、管理職が…

【マネジメント】ベテラン管理職が故に陥る罠

マイ・インターン(字幕版) ロバート・デ・ニーロ Amazon ベテラン管理職とは自分自身のことですが、自戒の念を込めてベテラン管理職が陥りやすい罠について考えて見たいと思います。 ベテラン管理職が故に陥る罠 問題を既存パターンと同じと認識してしまう …

【人材育成】圧倒的に人手不足な時代

どこの企業に伺っても共通の課題として上がるのは人手不足。最近は人的資本という言葉が、人事の間ではバスワードになっていますが、そもそもの人が足りない、これからさらに減少していくのが日本社会です。今日は企業の人手不足について考えてみたいと思い…

【ビジネススキル】ネガティブな感情から抜け出し方

働くビジネスパーソンが上手く付き合わなくてはいけないのがストレス。大なり小なりストレスを抱えながら、仕事を続けていかなくてはなりません。今日はストレスの対処法について考えます。 自分の気持ちを俯瞰する ネガティブな感情から脱出する 4人の支援…

【マネジメント】関係の質を高めるには、認識の眼鏡を替える

チームで結果を出すためには、結果を追い求めるのではなく、チーム内の関係の質から見直すことが有効であることを以前お伝えしました。でも、始めから関係の質が良けれは苦労はしないですよね。今日は関係性の質を高め方について考えてみます。 認識の眼鏡を…

【キャリア】役職定年がなくなった

以前キャリアの節目について書きました。私自身もキャリアの節目を意識して昨年から準備を進めていました。今日はそんなお話です。 役職定年 50代は新たに登る山を探す 50代はやりたい事にシフトする 役職定年がなくなる 役職定年 私の年齢は50歳になりまし…

【人材育成】イノベーションは一人の妄想から

久しぶりにコンサルタント仲間と集まって飲んでいました。酒の肴は、新規事業開発について。そんな話題で盛り上がるのが、ちょっと変わっているよなと思いつつ、今日はその時のお話です。 コンサルタントはイノベーションを起こせない イノベーションは一人…

【ビジネススキル】オープンなコミュニケーションと密なコミュニケーション

私が勤める会社はだいぶリモートワークが進んできました。私自身も出社するのは週2日程度になりました。便利な面も沢山ありますが、マネジメントする立場からすると困った問題も出てきました。今日は職場のコミュニケーションのお話です。 イノベーション求…

【人材育成】人生は割と自分が思った通りには進める

2週間に渡る新入社員研修への登壇が終わりました。有難いことに多くの企業に招かれて、300人近い新社会人とご一緒させて頂きました。みんな私が若い頃と比べて遥かに真面目で優秀な方々ばかりでした。日本経済や日本企業には閉塞感が漂っていますが、彼ら彼…

【人材育成】熟達の10年ルールと学びの主導権

どんな職業でも熟達化するのに時間がかかりす。若手ビジネスパーソンからすれば、ならべく無駄な時間を過ごさず、最短距離を走り抜けたいところです。しかし、なかなかそんなに重い通りの成長曲線を描ける人は少数派でしょう。今日はビジネスパーソンの熟達…